突然ですが…
じゃん!
じゃじゃん!!
遠目からも目立つ巨大ゴリラ。その名もゴリラビル。
今日はここからスタートする三軒茶屋をおさんぽします。
ベーカーバウンス
歩くためにもまずは腹ごしらえ!ということで、「ベーカーバウンス」というハンバーガー屋さんにやって参りました。
三軒茶屋駅を背にゴリラビルの交差点を左折して数分。週末は待っているお客さんが列をなしていることも珍しくないため、すぐ見つけることができます。
さて、まずはお腹が限界にハラペコだったので、前菜としてオニオンリングをオーダー。
一般的なオニオンリングよりもかなりツヤツヤしており、衣がカリカリなのが特徴です。
しかし中身の玉ねぎはしっとりしているので、食べている時に中身だけが抜けてしまうという悲しい出来事を起こさずに美味しくたべることができました。
メインディッシュはベーコンチーズバーガーをオーダー。
このように広がった状態で出てくるので、自分でケチャップやマスタードをつけてから重ねて仕上げをします。
かなりボリューミーです。
余談ですが、この日は店内にデートをしている若いカップルが沢山居ました。私は「あの初々しいカップルの女の子は、彼氏の前で大口を開けてこのデカいハンバーガーをちゃんと食べれるのだろうか?」と気になってずっと観察していたのですが……最初の広がった状態のまま、ナイフとフォークで召し上がってらっしゃいました。
私には既にそのつつましさは失われているので、関心するとともに、ハンバーガーをナイフとフォークで食べたらハンバーガーじゃないなぁ…と、少し寂しい気持ちになりました。
なお、ハンバーガーはお肉がかなり香ばしく焼きあがっており、一般的にハンバーガーと呼ばれるものよりも満足感のある味がします。
特にベーコンが肉厚で、ハンバーガーの一部とは思えない、主役級のインパクトがあり驚きました。
かなりお腹にズシンとくるので、注文のしすぎには要注意です。
太子堂八幡神社
ベーカーバウンスを出てそのまままっすぐ進むと、太子堂八幡神社が見えてきます。
紅梅性でしょうか?入ってすぐのところに梅が咲いており、春の足音を感じました。
幸せうさぎ
さて、太子堂八幡神社では手水舎の奥で「幸せうさぎ」という、2羽のうさぎが飼育されています。
一般的にうさぎは、縁結びや多産・安産のご利益があると言われており、このうさぎ達にお願いごとを祈る人も居るみたいです。
でも、そんな難しいことを抜きにしてもとっても可愛らしいので、動物のアレルギーなどが無い方は絶対に見に行った方がいいと思います。
出羽三山神社と鹽竈神社
幸せうさぎの手前、手水舎の左側にあるのが末社の「出羽三山神社」と「鹽竈神社」です。
出羽三山神社は農耕と穀物の神々が祀られています。鹽竈神社は「しおがまじんじゃ」と読むのですが、その名の通り塩造りを人類に教えたとされる神様が祀られています。
両方とも食べ物にまつわる神様だな、なんて考えながら、これからも美味しく食生活が遅れるように願いつつ手を合わせました。
稲荷神社
本社の右には稲荷神社が鎮座しています。
こちらのお稲荷様は八幡神社の御食事を司どる「御食事神」として祀られているのだそうです。
太子堂八幡神社本社
一番奥の中心にあるのが、太子堂八幡神社本社です。
太子堂八幡神社の公式サイトに
八幡さまは、大分県宇佐の地に「私は、この国と皇室、国民全てを守るために現れた、誉田(ほんだ)天皇(応神天皇)広幡(ひろはた)・八幡麻呂(やはたまろ)である」(古墳時代)と告げられた神さまです。そこに鎮座したのが八幡神社の総本宮=宇佐神宮です。
応神天皇の時代、朝鮮半島との交流を盛んに行いました。そのため、多くの渡来人より、養蚕・機織・稲作の灌漑技術や、漢字などの進んだ文化が取り入られ、国力が発展・増大しました。
とあるように、八幡神社とは大分県宇佐市の宇佐神宮を総本社とする全国に無数にある神社で、稲荷神社に次いで数が多いそうです。
(もしかして、宇佐神宮だから「うさぎ」なのか…!?)
本社の左側には「縁結び相生の榊」という相生(2本が一つの根から生えている)の榊があり、縁結びを願う人々がここで絵馬などを書いていました。
また相生の榊とは別に、右手前には小さい建物にセルフサービスの絵馬・おみくじ販売所もあります。
この「厄除」「病除」の絵馬、真ん中にある「厄」「病」の文字を押し出して「除く」仕様になっています。
非常に面白くて素敵なデザインだなと、なんだか関心してしまいました。
社務所
入り口に戻ってくると、社務所があります。
ビニールハウスのように待合所が囲われており、暖房で暖まりながら御朱印の仕上がりを待つことが出来ます。
社報のバックナンバーなども置いてあるので、退屈せずに休憩ができてとてもいいです。
弁財天
入り口の鳥居のすぐ左脇には「弁財天」が鎮座しています。
この弁財天様は水・農耕の守り神として祀られていたものだそうです。
琵琶の形の絵馬や、金色のおみくじを引くことなどができます。
いちびこ
太子堂八幡神社を出てそのまままっすぐ歩きます。
すると急に若い女性が沢山現れるのですが、そこが今話題のいちごデザートの専門店、「いちびこ」です。
「ミガキイチゴ」という糖度の高い「食べる宝石」といコンセプトで作られたいちごを使っており、世界観と味のおいしさで一気に人気が急上昇したお店です。
ランチのベーコンチーズバーガーがまだお腹で存在感を発揮していたので、私はホットティーと「いちごのプリン」をオーダーしました。
ロゴが独特の和の雰囲気を持っており、それがドンと使われたスリーブは、中身は普通の紅茶なのに特別感を演出してくれます。
いちごプリンは、ミルクの甘みといちごの酸味が当然のごとく素晴らしいハーモニーを奏でており、重すぎず軽すぎず一休みにピッタリな逸品でした。
なお、プリンとは別に「いちごのパンナコッタ」(手前)もあるので、いつかはそちらも食べてみたいと思います。
2者の違いは「卵を使用していないこと」だそうです。
店内ではミガキイチゴのコスメなども販売しているので、完全にお腹がいっぱいだったとしても立ち寄る価値がありそうです。
Richu 濱田家
いちびこを出て駅に向かうと、こんな看板が。
和風のパン屋とは??と思い、「濱田屋」を訪れてみました。
店内のパンを見て納得。国産小麦×日本の食材で「和風」ということだったのです。よく見かけるパンではなく、オリジナルの商品で溢れていました。
私は「ゆずクリームチーズ」と「ストロベリーメロンパン」を買い翌朝に食べたのですが、飾り気のないしっとりとしたパンで、菓子パンにも関わらず朝食にピッタリでした。
オブスキュラ ラボラトリー
さらに駅に向かおうとフラフラしていると、なんだか気になる看板を発見しました。
コーヒー専門店とのことで、コーヒー好きの私はつい中に吸い込まれてしまいます。
様々な産地や焙煎のものがあり、それが美しく並べられていました。
店員さんが親切に案内をしてくれるので、好みを説明したり試飲をしたりしながらコロンビア産の豆を購入しました。
シーズンごとのブレンドも用意されているので、季節ごとに訪れてみるのもいいかもしれないと思います。
今回の御朱印
太子堂八幡神社の御朱印は2種類。
「春のさきがけ」「招福ニャンコだるま」です。
どちらも色鮮やかで見惚れてしまいます。
太子堂八幡神社は毎月御朱印がどんどん変わっていくので、何度来ても新鮮な気持ちで楽しむことができます。
そしてはさみ紙も…
幸せうさぎがモチーフになており、とても可愛い!!
これは捨てられないですね。
太子堂および三軒茶屋は、住宅街であるにも関わらず素敵なお店が多くて散歩をするにはピッタリの街でした。
今回はお腹の限界で行けなかったお店も沢山あるので、また散策をしたいところです。